腰痛がつらすぎて眠れない・・・

この記事は、
・眠れないほどの腰痛に悩まされている方
・体に合う寝具(マットレス)をお探しの方
・妊娠中や、筋力が弱っている等の理由で寝る姿勢がつらい方
・SDGsに貢献してする寝具を使いたい方
のご参考になれればと思い、私の経験談を中心に書いております。
デスクワーク、妊婦、ギックリ腰など、腰は一度でも痛めてしまうと、その辛さから「しっかり対処しなければ!」と思いますよね。
私自身は、30代で妊娠をきっかけに毎日眠れないレベルの腰痛を経験してから、早急に対策をしなければと感じました。
当時感じていた不調
・腰痛
・肩こり
・それに伴う頭痛
・妊娠時特有のマイナートラブル
無知だった当時は、このパターンでは一番最悪な「低反発マットレス」を使用していたので、お腹が重くなるにつれて沈み込みすぎて起き上がるのに一苦労でした。
妊娠で腹圧をかけたく無いのに・・・というストレスが余計にかかります。
そのため、寝具選びは急務でした。
姿勢や生活習慣、環境に起因する腰痛は慢性化する事が多く、根本的なところから改善していかないといけません。
今回は、その中でも最初に着手した「寝具の変更」をした経験と、おすすめのマットレスのお話をしたいと思います。
尚、これまでの私の寝具の変遷については何のこだわりも無く、
せんべい布団→寝袋→無印の脚付きマットレス
という感じでしたので、今回が初めての本格的な寝具選びとなりました。
腰痛の寝具は「硬め」がおすすめの理由
寝具を本格的に買うのが初めてだった私は、とりあえずネットで「腰痛 寝具」と口コミ等を検索すると、高反発マットレスが良さそうだということがわかりました。
また実際に寝具売り場で直接店員さんに選び方を相談したり、接骨院に行った際にも「腰痛の方には硬めのマットレスが良い」と言われました。
<腰痛対策に硬めのマットレスが良い理由>
・寝返りしやすい
ずっと同じ姿勢で寝ていると、偏った場所に体圧がかかるため、凝りや痛みにつながります。
睡眠中は意識して寝返りをするということができないので、身体に合った寝具で程よい寝返りをサポートできると理想的です。
・身体全体を面で支えることができる
柔らかいマットレスだと、体が沈み込んでしまい重い部分にピンポイントで圧(体圧)がかかり
腰が沈んで体が「く」の字になってしまいます。
そうすると腰で体重を受け止めることになるため、どうしても腰に負担がかかってしまうのです。
低反発マットレスで寝ていた妊娠中の私はまさにこの状態でした。

仰向けでも横向きでも腰が「く」の字に沈みました
高反発では面で身体を支えられるので、体圧を分散させて腰へかかる負担を減らすことができます。
いかに寝具マットレスの「硬さ」が腰痛持ちにとって大事かよくわかります。
マットレスの硬さは「N(ニュートン)」で表示され、大体100Nを超えると硬めです。
我が家のマットレス選びの条件として、高反発であること以外にも以下のポイントがありました。
・なるべく厚め10cm以上(床に直接敷くので)
・三つ折り(布団の上げ下げがしやすいように)
四つ折り以上だと、折り目に身体のが沈み込みやすく快適でないと感じたので。
以上をふまえて検討した結果、現在使用している高反発マットレスは下記2種類。
・マニフレックス DDウィング
60,500円(税込) 67,100円(税込)〜 厚さ13cm 170N
・アイリスオーヤマ 超高反発ウレタンマットレス 三つ折り
5,999円(税込) ~ 厚さ10cm
予算は一つあたり10万円未満だったので、これ以上の値段は今回対象外です。
他にも売り場で試して寝ごこち・予算ともにクリアしたものでも「三つ折り」タイプが無く断念、、ということもありました。
<硬めのマットレスは身体に悪い?>
寝具について調べていると、マットレスが硬すぎても身体に負担がかかるから良くないという情報や、
「体重が軽い方」「(筋力が弱い)女性は柔らかめが良い」という情報等もありました。
それに対して、私は自分自身の体験を踏まえて、現在下記のように考えています。
・確かに床ほどの硬さだと体は痛くなる(例:実際に寝袋で寝ていた時)
・マットレスが5cm以下など薄い場合も、床付き感があるので痛く感じる(例:せんべい布団)
・マットレスに10cm以上の厚みがある場合は、床に敷いても上記の痛さは感じません。
・筋力の有無に関しては、普通に健康な方はあまり関係ない(赤ちゃんは硬めマットが推奨されています)
・お肌が弱めの方は、肌あたりが固いよりはソフトな方が良いかも(+敷パッドで対応可能)
表記にこだわらず、自分自身がどう感じるかを実際に試してみるのが一番だと思います。
何でも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」。
極端に「柔らかいor硬い」ということにとらわれず、自分の感覚を大事にしてほしいと思います。
マニフレックス 購入までの経緯と6年(※2024年現在)使用したレビュー
マニフレックス(magniflex)について
マニフレックスはイタリア製、創業50年超の老舗寝具メーカーです。
独自開発した次世代高反発フォーム『エリオセル®』という素材を使用し、快適な寝ごこちを追求した製品が多数あります。
この『エリオセル®』という素材は、軽くて温度や湿度の変化にも対応できる高機能性だけでなく、燃やしても有毒なガスをほとんど発生せず、人体や地球環境に悪影響を及ぼさないように製造されています。
昨今話題のSDGsの活動に貢献できるようなフィロソフィーと製品開発を創業当時から続けてきているので、特に安心して購入できるメーカーだと思います。
表参道のショールームへ
購入前、夫と私は表参道にあるショールームへ実際に「寝くらべ」しに行きました。
マニフレックスの取り扱いは、直営店をはじめ東急ハンズやロフト、イオンを中心に展開されているようです。
お目当ての商品お有無や寝比べができるかは、事前に電話などで聞いた方が確実でしょう。
表参道の直営店は、土地柄シャレオツな雰囲気なのかしら、、と緊張しつつ行きましたが、良い意味でキラキラしすぎておらず「地方にもあるお布団屋さん」みたいな親しみやすい感じでした。
寝心地を試すのに緊張でドキドキしていてはよく分からなくなってしまうので、親しみやすいぐらいがちょうどいいと思いました。
寝比べ
我々は予め「三つ折りマットレス」と決めていたので、選択肢は2、3種類に絞られました。
結論、夫が使用したいDDウィングに決定。
ポイント
・厚さ13cm
・両面で硬さが異なるので、好みの方を使用できる
私はとにかく硬ければOKだったので、硬い面のみのメッシュ・ウィング(厚さ11cm、34,485円)でも良かったのですが
肌あたりの柔らかさを求める夫の意見により上記のタイプとなりました。
DDウィングとメッシュウィングはまさにこの柔らかさの感覚の違い。
両者共に芯材に<エリオセル®>という素材が10cm使われているのですが、
DDウィングは<エリオセル・マインドフォーム®>というしっとりとした肌あたりを感じる素材を表にプラス2cm使った、2層構造の作りになっています。
しっかりと身体の芯を支えられつつ、しっとりした柔らかさを感じるなんともリッチな寝ごこちです。
裏側は、メッシュウィングの寝ごこちと同じく硬めの肌あたりなので、好みで両面を使い分けられるのも嬉しいです。
厚みが異なる別々のマットレスにしてしまうと、今後子供と一緒に川の字で寝るときに段差ができてしまうので
厚みを統一しようということになり、結局2つ同じものを購入しました。
硬さの好みは本当に人それぞれなので、可能であれば何度か試して気にいったものを購入できると良いですね。
<買い物後、高額すぎてブルーになった>
何度も寝比べをして納得して購入したものでも、私にとっては高額すぎて何故か2日ぐらいテンションが下がっておりました。
後悔したわけでは無いのですが、何と表現したら良いか分からない感情です。
しかしその感情も、マットレスが実際に届いて使用した後は「やっぱり買って良かった!」に変わりましたよ。
使用環境
・床+子供の騒音防止のプレイングマットの上に直に敷く
・畳の上に直に敷く
通気性を考えて、すのこベッドやすのこを敷くことも考えましたが、結局直に敷くという形に落ち着いています。
使用した感想
1日目から最高でした。
これまでの低反発マットレスが合わなすぎたということもあるかもしれませんが、
変えたその日から腰の鈍い痛みを感じることなく、気持ちよく寝ることができました。
また腰痛だけでなく肩こりや、それに伴う頭痛も少し改善されました。
そして産後も赤ちゃんにとって最高。
赤ちゃんがいる方はご存知かと思いますが、赤ちゃんに最適な寝具は「硬め」ですよね。
筋力の弱い赤ちゃんはまだ寝返りができないので、フカフカの布団に沈み込み窒息することを避けるため、マットレスには硬さが求められます。
マニフレックスだとまさに最適な硬さがあるので、産後赤ちゃんと横になる時間が多いときにも安心して使用することができました。
また、マットが沈み込みにくいので、やっと寝かしつけができた赤ちゃんの側を離れる際、無駄な振動が伝わらず起き上がることができたことは重ねてラッキーなことでした。
赤ちゃんと寝ているときにも、振動が伝わると眠りを妨げてしまうのではと心配になりますが、その心配が減るのは嬉しいです。
尚、使用して2年経った現在もとくにヘタリは感じずに快適に使用できています。
子供が生まれた後、夫婦ともに睡眠時間が貴重になるなかで快適な寝具で寝られる幸せ。
また、環境に配慮して作られたマットレスは赤ちゃんが使っても安心(よく持ち手を舐めています)。
購入して本当に良かったと思っています。
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低価格帯の高反発マットレス アイリスオーヤマ
子供が大きくなってくると、寝相がすこぶる悪くなってきました。
床に敷いているとはいえ高さのあるマットレスから落ちてしまうこともしばしばあり、追加で購入を検討しましたが
3枚目は低価格の高反発マットレスを買ってみようということになり、以下を購入しました。
■アイリスオーヤマ KUM3-FX1-28-S 6,980円(税込)
厚さ10cm 308N 超硬め
決定ポイントは、以下の通りです。
・マットレスの硬さを表す「N」が同価格帯の中でも高かったこと
・マニフレックスの厚みに近い10cm
上記2点を踏まえると、1万円以下の価格帯ではこの商品がベストかなと思います。
こちらは約1年使用していますが、なかなか良い感じです。
Amazonで購入したので事前に寝ごこちは試さなかったのですが、特に不満は感じていません。
「しっかり支えられている感」「肌あたり」についてはもちろんマニフレックスに軍配があがりますが、それ以前に使用していた他の1万円前後の同価格帯マットレスに比べるとかなり良い感じです。
こちらの硬さの表示は「308N」とマニフレックスよりも硬い数値が出ていますが、上記の通りそれほど硬いという感じはないです。
もしマニフレックスより前にこのマットレスの存在を知っていたら、高反発マットレスの入門としてこちらを3枚購入していたかもしれません。
腰痛対策でまずは試しに高反発マットレスを使ってみたいと思う方は、ぜひ購入をお勧めします。
※私が購入したものは現在は販売していないようでした。同じようなスペックのマットレスはこちらです▼
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腰痛改善のためにはまず寝具から変えてみましょう

1日24時間・ひいては人生の時間うち、少なくとも1/4を睡眠が占めています。
寝ている間無意識にあなたの身体を支えている寝具は、健康にも関わる大事なツール。
良質な睡眠のために、ぜひ真剣に検討してみることをお勧めします。
そして、あなたの腰痛が少しでも楽になることを願っています。
ちゃお